フォルスクラブという教材をマルチに考える

eラーニングの定義は非常に曖昧で、マルチに意味が分かれています。

インターネットに接続して、調べ物をするだけでもeラーニングと呼べるかもしれません。

例えば、マルチャンで有名な東洋水産株式会社の公式サイトにて

料理レシピが載っていますが、それを見るだけでもeラーニングなのかもしれません。

 

どこからどこまでをeラーニングとするかは議論が分かれています。

実際には誰も議論をせず、eラーニングという言葉自体、忘れられているかもしれません。

今ではeラーニングの枠内にある「動画配信」「チャット」「ダウンロード」

「メール」などの言葉でやりとりされています。

それ以前に「勉強」の定義も少し難しいです。

料理レシピを見るのを勉強と呼ぶ人は少ないかもしれません。

論文を読むのは勉強かもしれませんが、

紙媒体の雑誌をネット上にアップしたものをeラーニングに分類するかどうかは、

専門家の間でも意見が分かれています。

 

フォルスクラブはれっきとしたeラーニングだと言えます。

問題集や講義の動画をダウンロードするのはもちろん、問題を自作して、

全国のフォルスクラブ会員にやらせることも可能です。

フォルスクラブは割とマルチにコンテンツが用意されています。

 

また、フォルスクラブはネット環境が無いと使えません。

アプリをダウンロードしても、電波を完全に遮断する部屋にいたら、

プレイすることが出来ません。

そもそもそのアプリは、起動するためのもので、中身の方はサーバー上にあります。

容量が重すぎるため、こうした処置を取っているのです。

問題集だけなら、ダウンロードは可能かもしれませんが、音が出るものや動画が流れるものは、

情報量が非常に重くなり、ダウンロードするのが難しくなります。

そもそも、こうした勉強アプリは適宜、更新が必要になり、そのたびに1からインストールしては、

容量がいくらあっても足りません。

 

eラーニングという勉強を柔軟にマルチに考えるならば、

一回だけダウンロードして更新の必要のないものもeラーニングと呼んでいいかもしれません。

マルチメディアなフォルスクラブ

今や当たり前となっている文化がマルチメディアです。

音楽、映像、文字などを一つの媒体で扱えるものをそう呼びます。

テレビやパソコン、スマホなんかが最たる例だと思います。

昔は違います。

映画は映像のみが流れ、音楽すら流れなかった時代がありました。

劇と音楽が融合したオペラが登場したのも、当時は革新的だったと思います。

 

勉強の方法も大分マルチメディアになってきました。

今も紙と鉛筆を握って黒板の文字を写す作業を行っていると思いますが、

それ以外にも、デジタルなメディアを使った勉強法が主流になりつつあります。

例えば、辞書。

1000ページにも及ぶ分厚い紙をペラペラめくることはせず、

キーボードに文字を入力することで、すぐにその意味を調べることが出来ます。

中には、和英、英和だけでなく、国語辞典、熟語時点、家庭の医学、ビジネス用語など、

非常に多種多様な辞書がひとつのツールに収まっているものがあり、

さらには発音を学ぶために音声が出るものも登場しています。

辞書においてもマルチメディア化は進んでいると言えます。

 

通信教材であるフォルスクラブもまたマルチメディアだと言えます。

特に、フォルスクラブのコンテンツのひとつである、

幼児向け音感育脳アプリは様々な刺激を使用者に与えてくれます。

音楽を聴き、劇を眺め、ゲームに興じるという3段要素にて子供の育脳を助けます。

また、子供は親と一緒にフォルスクラブをすることで、

親とのコミュニケーションを育むことが出来ます。

ある意味、絵本が進化したとも言えます。

 

現状のマルチメディアの多くが、視覚と聴覚に訴えかけるものです。

触覚もある程度関わるかもしれませんが、映像や音楽ほど多彩ではありません。

しかし、科学の発展に伴い、いずれ、

嗅覚や味覚にまで対応する媒体は登場するかもしれません。

味覚付きの料理レシピとかあったら、売れると思います。

そういえば、擦ると匂いが出る雑誌というのもありましたね。

フォルスクラブもそのうち、そうした機種に対応するかもしれませんよ。