フォルスクラブは複数のマルチ商品を扱っているのか

「フォルスクラブ」という名前をご存知でしょうか。フォルスクラブはeラーニングを提供しているサービスです。eラーニングが何かをさらに詳しくいうと、主にインターネットを利用した学習形態のことで、コロナ禍においては学校や企業で幅広く使われるようになりました。コロナ禍以前からもeラーニングでの学習を導入している企業は多くありましたが、一気に普及したと言えるでしょう。


そんなeラーニングのサービスを提供しているフォルスクラブの運営会社は、イー・ラーニング研究所です。イー・ラーニング研究所は2002年に資本金1000万円で設立された会社です。イー・ラーニング研究所を歴史の浅い会社だと思っている方が多いかもしれませんが、実は20年近くの歴史を持つ、フォルスクラブはeラーニングの先駆けともいえる会社です。


そしてイー・ラーニング研究所が運営するフォルスクラブについてインターネットで検索すると、「フォルスクラブはマルチ商品を扱っているのではないか」という情報が飛び交っています。マルチは連鎖販売取引のことで、本来マルチという言葉は「複数」を指している言葉で、「あの人はマルチに対応できる」など、前向きに使われる言葉のはずですが、マルチ商品と聞くとなんだかあやしい、本当に大丈夫なのかと思う方がいらっしゃるかもしれません。マルチ商品とは販売しながら会員を増やしていくことで、会員の獲得数によって利益が得られるとして、消費者を販売員にしながら会員をどんどん増やしていくことで商品を販売していく方法です。


この商法で売られるものは、ひと昔前であれば化粧品や健康食品、健康器具など「モノ」が有名でしたが、2000年頃から「情報」も扱われるようになってきました。「情報商材」という言葉を聞いたことがある方がいるかもしれません。この「モノ」が、「情報」として実際には触れられる物品ではなくサービスとして扱われるようになったのがこの「情報商材」です。とは言っても「情報商材」の何もかもがあやしい商品で、マルチ商品を利用してたくみに会員数を増やして販売していくのではありません。情報商材の書籍も本屋さんなどで購入することが出来ますし、書店を通して売られているものは、会員数を増やして販売していく方法とはまた違い、正規の方法で販売されているため、見極めが大事です。マルチ商品での販売商品は「金額が高い」というものが多く、法外な値段であれば注意する必要があります。そしてフォルスクラブのマルチ商品と取られやすいeラーニングですが、eラーニング自体がなんでもかんでもマルチ商品な訳ではありません。こちらもマルチ商品なのかどうなのかの見極めが必要です。


フォルスクラブかマルチ商品を扱っているのか気になる方はネットで情報を調べてみるのも手ですが、世の中にはあきらかにあやしいものやグレーなものがあり、自分には合わないと感じたら手を出さないのも選択肢の一つです。

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